風鈴、打ち水、すだれに扇子。日本には趣のある涼の取り方が多くあります。本日ご紹介する「ところてん」もそのひとつ。涼やかな見た目につるんとした食感、和の涼を味わうにはうってつけです。

── ところてん突きを「にゅぃっ」と。
最初だけちょっと力を入れて、ところてんを突き出します。この不思議な感覚が気持ち良い。出来合いでは体験することのない感覚です。
専用たれ、ふりかけ、からしをお好みでかけると、透明感のある見るからに涼しげな「ところてん」のできあがり。

ひとくちいただけば、ぷるんとした心地よい舌触りと弾力のあるやわらかさが。さらにひとくち、お酢の程よい酸味とのどごしの良さが感じられます。

おいしさの秘密は素材と製法にあります。神津島をはじめとする伊豆諸島で取れる良質な天然の天草を、素材の状態を見極めながら４種類ブレンド。長い間受け継がれた手しごとで丹精込めてつくられるのです。

このところてんは、熊谷・善ヶ島（旧妻沼町）にある「妻沼丸橋商店」で購入できます。もちろん「ところてん突き」もあります。手にとってみてくださいね。

和の涼をところてんで味わう。ぜひどうぞ。
（取材：レッド）

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