【渋沢栄一新一万円札発行記念】自動運転BUS試乗会in深谷

渋沢栄一の新一万円札発行記念として、自動運転バスの試乗会が行われました。埼玉工業大学をはじめとした7事業者を中心に、自動運転レベル2により公道を法定速度で運行する実証実験運行となります。試乗会初日の出発式と、地元八基小学校の6年生が試乗会初日の第1便に試乗した様子を取材してきました!(編集:J子)

  • 更新日:2024/01/16
  • 公開日:2024/01/16
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自動運転バス試乗会を開催

深谷市は、運転手不足等の交通課題解決に向けて、市内公共交通への『地産地消』の自動運転技術の導入を目指す中、渋沢栄一新一万円札発行記念として自動運転バス試乗会を開催。

自動運転の理解促進のため、事前に小学校以上の幅広い年齢層の方々を対象に参加者を募集。
自動運転レベル2により、公道を法定速度(60Km/h)で運行する実証実験運行が7日間で行われる。

試乗会には、地元深谷市の八基小学校と豊里中学校の児童・生徒も参加し、八基小学校の6年生が試乗会初日の第1便に試乗しました。

埼玉工業大学開発・所有の自動運転バス

運行ルート

運行ルートは渋沢栄一記念館を発着地点とした約13.6Km
約30分で1周します。

■渋沢栄一記念館
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■中の家
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■旧煉瓦製造施設
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■新井郵便局
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■北部運動公園(誠之堂・清風亭)
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■尾高惇忠生家 
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■渋沢栄一記念館

出発式の様子

小島深谷市長のあいさつ

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渋沢栄一翁が歩いた道を未来の乗り物が通ることに夢とロマンを感じる。この事業がもっと発展し、ここから深谷の自動運転が始まったということになってほしい。
子どもたちに乗ってもらい、未来の乗り物に興味を持ってもらうことに期待している。
人手不足や高齢社会の課題に少しでも解決できるよう、7つの事業体を中心に取り組んでいきたい。
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小島市長も自動運転バスに試乗をしたところ、「もう近い!近未来だ!」と実感。
深谷市民に試乗の希望を募ったところ、多くの申し込みがあり、抽選となったとのこと。想像以上に市民の関心も高い。

令和7年4月、コミュニティバス「くるリン」自動運転化を目指す。

八基小学校の6年生

出発式終了後、第1便のバスに八基小学校の6年生が試乗しました。
この試乗にあたり、八基小学校。豊里中学校では事前に埼玉工業大学の自動運転技術開発センター長の渡部大志教授による自動運転技術に関する特別授業が行われました。

小島深谷市長とふっかちゃんに見送られ、第1便のバスが出発!

第1便に試乗した八基小学校の生徒たちからは「楽しかった」の声が聞こえました。

自動運転バス遠隔管理システム

試乗会の開催に合わせて、渋沢栄一記念館にて株式会社東海理化による自動運転バス遠隔システムの一般公開もおこなわれます。

走行中のバスの映像や現在地などを見ることができます。

また、安心・安全なバス運行のため、乗客の見守りも実施。車室内に搭載されたカメラの映像を基に画像認識で人物の骨格や姿勢・行動を検出し、安全な乗車状態かどうかを認識するシステムも掲載されています。



現在は自動運転のレベル2の段階。これから様々な課題をクリアして、実際に市民のみなさんを乗せて走るバスを見るのが楽しみです!

試乗してきました!

車内にはカメラやモニターがたくさん設置されていました。
現在の運転が「自動」か「手動」かがわかる運転席のモニターや、前方の信号、速度、進路など様々な内容がモニターで確認できます。
試乗した感想は、思っていた以上に発進などとてもスムーズ。走行中は運転手さんは手を添えるくらいでした。
駐車などは手動でおこなわれていましたが、一般道の走行はほぼ自動運転でした。
現在は「自動運転レベル2」。自動運転レベル4の実現へ向けて取組みが進められています。
深谷市内を自動運転バスが走る日が楽しみですね。

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